【ワシントン/ニューヨーク 23日 ロイター】AP通信の広報担当者は23日、同社のツイッター上で米ホワイトハウスで爆発があったとするニュースが流れたことについて、誤報だと明らかにした。ただ、それ以上のコメントは控えた。
ホワイトハウスのカーニー報道官は誤報が流れた直後、オバマ大統領は無事だと記者団に確認した。今回の誤報は、ホワイトハウスで爆発が2度発生、オバマ大統領が負傷したとの内容だった。
米株式市場ではこれを受けて、一時急速に上げ幅を縮める場面もあったが、現在はプラス圏に回復している。外為市場でも、ドルが対円で上げ幅を縮小、対ドルで一段安となった。

【追記】偽の情報が流される前、犯人がAP記者のパスワードを繰り返し盗もうとしていたことも明らかにした。<中略>米連邦捜査局(FBI)からのコメントは得られていない。米証券取引委員会(SEC)の広報担当者はコメントを控えた。


誤報の後、AP通信のTwitterアカウントは即座に凍結されました。


ダウや為替も荒れた模様。

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リアルタイムでチャートを見ていたときは、フラッシュクラッシュが発生したかと思いました。

為替においては、ユーロドルはあまり動かず、クロス円が大きく円高に推移した後、誤報が伝わると即座に以前の水準に戻しました。
これは、リスク回避・リスクオフによるポジションの巻き戻しのためだと考えられます。

cmejpy


ウワサによるとS&P先物とトレジャリー先物に不審な大きいポジションがあるとのことで、今後捜査が行われそうです。しかし、このハック行為がマーケットの混乱を目論む計画的なものであれば分散すると思われるので、この件に関してオレ氏は懐疑的です。

昨夜日テレで「ウォール街」が放送されていましたが、今はインサイダーで稼ぐ時代ではなく、ハッキングで稼ぐ時代なのでしょうか。

この案件のせいでポジションの巻き戻しはありましたが、HFや投資銀行のストラテジーは変わらないと思われるので、ドル円の100円突破時期は近づいたかもしれません。

時代とともに変化するリスクにはしっかり知識をつけて対応したいものです。