【WESTERN Inc.】週末にかけて、メタクオーツ社は、顧客向けに「build #482」をリリースした。
アップデートの花形は、「ワンクリック機能」のMT4への追加だ。2月にMT4で開示されたワンクリック・トレーディング機能 の追加は、実装されるまで、単純に時間の問題だった。


metatrader4_one_click



日本の業者のプラットフォームでは当然のように存在するワンクリック発注機能ですが、これまでMT4には実装されてきませんでした。
正確に言うと、以前は発注用EAの導入や、Xogee社に代表されるMT4関連業者がシステムの穴を突いて実装していたのですが、後者はメタクオーツ社の目に止まり、訴訟を起こされた結果、ほとんどの関連業者が撤退してしまいました。
ユーザーとしては便利であれば何でもいいのですが、システムの穴を突く際に、超えてはいけないラインを超えてしまっていたようです。

また、メタクオーツ社はサーバーサイドのアップデートとしてSTPブローカー機能(MT4サーバーや他プラットフォームとカバーを行う機能)の提供をスタートした模様。
導入は任意ですが、MT4の契約内容や、呑み行為で利益を上げている業者が多いことを考えると、現状では導入する業者は少ないと思われます。

MT4は採用業者の多くが海外業者のためサーバーまでの距離がレイテンシに影響し、滑る印象を持っている方が多いかと思いますが、ソフト面での発注は(VDPが導入されていなければ)国内プラットフォームと大きな差はありません。

今後の展開に注目です。